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擇日通書(たくじつつうしょ)を読み解き吉日と凶日を調べる!【風水】

擇日通書(たくじつつうしょ)と呼ばれる暦を読み解く風水があります。その擇日通書を読み解くには術語(じゅつご)という専門的な知識の理解が必要です。擇日では、昔の漢字や難しい読みの字が多く利用されているため、漢字を間違った意味で捉えてしまう場合があります。そこで、この記事では、風水の擇日(たくじつ)の術語(じゅつご)の言葉の意味をできるだけ柔らかく解説し、術語の一覧にまとめました。風水を気にする方で「通書」を読み解きたいという方はぜひ参考にしてみてください。それぞれの術語の意味がわかれば、旅行に最適な日や神社への参拝に適した日がわかるでしょう。


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擇日通書を読み解くための「術語」一覧まとめ!

ここから解説する「風水用語」である「術語」は通書を読み解く際に必須の知識となります。それぞれの術語がその日に「適した・適さない」用事を表します。

術語の意味を参考に読み解くことで、凶日を避け吉日を利用し開運や運気アップにお役立てください。

▼通書と合わせて読み解く必要があります!

【鍾福堂】通書 2024年版

神様を祀る術語

祭祀(さいし)
神様を祀ること。寺や廟(みたまや)を参拝するのに適した日。

祈福(きふく)
開運を祈る儀式のこと。神社に福が下がることを祈求すること。寺や廟で求願すること。誕生日を祝うことも祈福に属する。

求嗣(きゅうじ)
子孫繁栄を祈ること。子宝祈願も含む。

設斎(せつさい)
孝徳を積む。積陰徳。
・浮かばれない例の浄化や祈願。
・道場を建立する。
・祈福などを祈求すること。

開光(かいこう)
仏像製作後の開眼式。
・供捧(ぐふ)すること。
・ダルマの目に黒目を入れたり、神仏を設置したりする日に適している。

塑繪(すかい)
完成した神仏像を神位や仏壇にセットすること。
・寺や廟の建築或いは神像の図面と絵をつくること。

安香(あんこう)
神仏の神位や仏壇を移動して安置すること。

解除(かいじょ)
掃除、除霊。
・大掃除、清潔のための消毒、厄払いする。
・神仏に祈球し災いを取り除くこと。
・広義では、一切の災厄を除くための吉日。
・人間関係のリセット。

際墓(さいぼ)
お墓の手入れをすること。
・お墓の手入れを怠ることはよくない。
・生前墓を作ることは禁忌。

謝土(しゃど)
際謝土地神(さいしゃとちじん)
・寺院や神社、建物、お墓を建立した後に行われる祭祀。

持斎(じさい)
戒を守っておこないを正しくすること。
・出家。正午過ぎに食事をとらないこと。

許願(きょがん)
焼香(しょうこう)
・仏事の際に、仏の功徳をたたえたり、死者をとむらうために香を焚くこと。

災禍回避(さいかかいひ)
災禍から逃れること。

生活に関する術語

出行(しゅっこう)
外出や乗船、旅行、観光。出行は、遠行、帰家、乗船渡水、登高を含んでいる。遠行は遠出、出行は比較的短い距離の外出を意味する。

上官赴任(じょうかんふにん)
就職に関すること。
就職や新しい仕事を始める。

上表章(じょうひょうしょう)上奏書(じょうそうしょ)
仕事の報告、申請書、政策の発表。

参謁(さんえつ)
目上の人にお目にかかる。

頒詔(はんしょう)
公文書、招集、公示、会議。

襲爵(しゅうしゃく)
継承、昇進。名位や事業を継承する。

受封(じゅふう)上柵受封(じょうさくじゅふう)
勲章を授かる、表彰。
会社や団体を設立する。勲章を授かる。

拳正直(きょせいじき)
推薦とノミネートする。

入学(にゅうがく)
学校や塾。習い事などへの入学、入校に良い日。
日干と月干が沖の日は使ってはいけない。

施恩(しおん)行恵(ぎょうけい)
恩を施すこと。

功果(こうか)
効果を作る、功徳を積む。善行を行う。

雪冤(せつえん)
名誉挽回。

詞訟(ししょう)
訴訟をする。

赴挙(ふきょ)應試(おうし)
試験を受けること。

科挙(かきょ)
試験に関わる総称。

沐浴(もくよく)
身なりを清潔にすること。浄化やデトックスによい。

斎戒(さいかい)
断食。断食するために沐浴するはじめの日。

求医(きゅうい)
身体に病痛があり、通院や診察に行くこと。

療病(りょうびょう)
難病患者は病気を治療するのにこの日を選ぶ。

服薬(ふくやく)
長年の疾病が癒えず、新しい処方を試す日。

針灸(しんきゅう)
耳鼻科、眼科などに行く日。

療目(りょうもく)
目の治療。眼科に行く日。

疫病(えきびょう)
流行病、伝染病、感染症に注意。

蜜日(みつにち)
日曜日の意味。つまり、虚・昂・房・星の四宿のいずれかの日。

召賢(しょうけん)
顧問を雇う。顧問に相談する。

命将(しょうぐん)
将軍に命じる

封候(ふうこう)
諸候に封じる。

加爵(かしゃく)
爵位を授ける。

臨政(りんせい)
政務。

親民(しんみん)
民に親しむ。

冤罪(えんざい)
濡れ衣を晴らす。

行兵(こうへい)
兵器・武力の使用。

習芸(しゅうげい)
習い事を始めるのに良い日。

偃武(えんぶ)
武器を伏せて使わないこと。

鎔鋳(ようちゅう)
金属を溶かして鋳造すること。

断乳(だんにゅう)
授乳を断つこと。

治病(ちびょう)
病気を治療すること。

穿耳孔(せんじこう)
ピアスの穴をあけること。

帰家(きか)
里帰り、帰郷。

作窯(さくよう)
窯を造ること。

修窯(しゅうよう)
窯を修理すること。

人間に関する術語

會親友(かいしんゆう)
友人・恋人に会う。デートにも適した日。

訂盟(ていめい)・結義(けつぎ)
同盟を結ぶ。結拜兄弟、会社結盟、同盟の約束をする。

拜師(はいし)
弟子入りする。門徒として、師徒の名義を書き約束を守る儀式をする。

入宅(にゅうたく)
新居に入る。

移徙(いし)
引っ越し、移居。
住所の転出、転入。転居

遷移(せんい)・搬移(はんい)
引っ越し、事務所の移転。

出火(しゅっか)
神明位を移動する。

出火折御(しゅっかせっしゃ)
お香を炊くこと。
神様に火事にならないように祈る日。

帰火(きか)
神明を元の位置に戻すこと。

安香(あんこう)安神(あんしん)
安香火、安神位。神仏の仏壇の設置。
陽宅内の祖先の神位を設置すること。

分居(ぶんきょ)
家庭における兄弟の分家。

進人口(しんじんこう)
養子緑組、雇用。養子緑組する子女を迎える。従業員を雇用する。

納婿(のうせい)
女方が召贅する。

冠帯(かんたい)・冠笄(かんけい)
男女が成長し成人式をすること。
成人を祝う日や食事会などによい。

剃頭(ていとう)
髪を切ること。

整手足甲(せいしゅくそくこう)
爪を切ること。

拜官(はいかん)
官職を授かること。

口舌(こうぜつ)
いざこざ。

結婚に関する術語

嫁娶(かしゅ)
結婚の日取り。

結婚姻(けっこんいん)門名(もんめい)堤親(ていしん)
結婚に関する儀式の全般。

訂盟(ていめい)納采(のうさい)
訂盟は婚事の返事。納采は、婚姻の意思を示し聘金を贈る。

納礼(のうれい)
贈り物を送る。

招婿(しょうせい)
男性が女性の家に婿入りする。

裁衣(さいい)
礼服の縫製。結婚の前に、新婦が新しい礼服を縫製するのに良い日。

合帳(ごうちょう)
蚊帳をはること。

安床(あんしょう)
ベッドの位置。

整容(せいよう)・開容(かいよう)
美容のこと。エステや美容院、マッサージなどによい。

建築に関する術語

平治道塗(へいちどうと)
道路の修理。道路の修繕、道路工事の工程。

豎造(じゅぞう)・起造(きぞう)・造宅(ぞうたく)
建造陽宅の関係。

修造動土(しゅうぞうどうど)・平基(へいき)興工(こうこう)
土木工事を始める、着工する。陽宅における建築のための施工。

起基定磉(ききていそう)
新しく建築する住宅の礎石を築く。柱を建てること。

豎柱(じゅちゅう)
新しい住宅の柱や壁を建てること。

上梁(じょりょう)
新しい住宅を建造する際に、屋根を支える工事。

帰岫(きゆう)
梁を乗せていく工程。

蓋屋合脊(がいやがっせき)
屋根の設置や屋上工事。

架馬(けま)
建築の足場をつくること。

開柱眼(かいちゅうがん)
柱木を製作すること。

開塀(かいへい)
門の扉や障壁などを製作すること。

破屋壊垣(はやかいえん)・拆卸(たくしゃ)
建物を取り壊すこと。

修方(しゅうほう)・修宅(しゅうたく)修作(しゅうさく)
取り付け工事や修繕。建物のリフォーム。

修改(しゅうかい)
改修、改築。修路

修路(しゅうろ)
道を作る、道路をつける。

修置産室(しゅうちさんしつ)
産室を建設する。

謝土(しゃど)
建築物の竣工後に敷地をつかさどる分金神に対する祭祀の儀式。

安門(あんもん)
安門、造門。新しく建築する住宅の大門の設置。

安碓(あんつい)
据えつけること。機具を据えつける。

開池(かいち)
池を作る

穿井(せんせい)
井戸を掘る

開渠(かいきょ)
上下水道の工事

放水(ほうすい)
水口を開く。

開廁(かいしょく)
トイレを設置する。

作灶(さくそう)砌灶(さいそう)安灶(あんそう)
キッチン周りのガスコンロの工事など。

造畜欄(ぞうちくらん)
陽宅内の六畜のための柵を作ること。

修飾垣墻(しゅうしょくかんしょう)
エクステリアの工事。

安砛(あんきん)
敷地内の路盤や階段の設置や工事など。

伐木(ばつぼく)
樹木を切り倒すこと。

做梁(さくりょう)
床材などの木材部品を設置する日。

修倉庫(しゅうそうこ)
改装、修繕にも良い。

開倉庫(かいそうこ)
倉庫を開くこと。物品を出荷したりする意味。

造倉庫(ぞうそうこ)
倉庫を作る日。

造廟(ぞうびょう)
橋を作るのに良い日。

補垣寒塞穴(ほえんさいけつ)
穴を塞ぐのに良い日。

修築堤防(しゅうちくていぼう)
堤防の造作や修理に良い日。

開山(かいざん)
動土・建築。

立向(りっこう)
動土・建築。

事業・求財に関する術語

開市(かいし)
新しい会社、市場を開くこと。オープニングセレモニーによい。

立券交易(りっけんこうえき)
互いに品物の交換や売買をすること。商品の販売や契約日などに適している日。

納財(のうざい)
まとまったお金の貯金や、投資などお金に関わることに良い日。

放債(ほうさい)
借金をする。ローンを組む。

堅旗掛匾(じゅきけへん)
看板を出したりするのに良い日。新しい事業を開始するにもよい。

鼓鋳(こしゅく)
鋳造所や窯元など、工場で火を起こしても良い日。

経絡(けいらく)
繊維やアパレル業などのビジネスのスタートによい日。

作染(さくせん)
綿や繊維関係の機械設置によい日。

醞釀(うんじょう)
醤油や酢、味噌、キムチなど発酵食品を作るのによい日。

造車器(ぞうしゃき)
車などの陸上交通手段となる乗り物関係の仕事始めによい。

造船(ぞうせん)
船を作り始めるのによい日。

開工(かいこう)
操業する。仕事を始動させる。

経商(けいしょう)
経営、商業。

公衆事務(こうしゅうじむ)
公共事業。

農業に関する術語

裁種(さいしゅ)・接果(せっか)・種田禾(しゅでんか)
種蒔き、接ぎ木の類。

補捉(ほそく)
害虫駆除によい日。

畋猟(てんりょう)
狩猟・魚釣りをする日。

取魚(しゅぎょ)
漁業や釣りをする日。魚を捕獲する日。

結網(けつもう)
網作りや漁業の際に傷んだ網を縫う日。

割密(かつみつ)
養蜂家などが蜂蜜を集める日。

牧養(ぼくよう)
牛馬に農具をつける教育をする日。

納畜(のうちく)
牧畜の買い付けに良い日。ペットを向かい入れるに良い日。

牧畜(ぼくちく)
放牧によい日。

造畜稠栖桟(ぞうちくちゅうさいせん)・造畜欄(ぞうちくらん)
小屋を作る日。

田事(でんじ)
農業・狩猟。

耕種(こうしゅ)
土地をたがやして、種や苗を植えること。

植林(しょくりん)
樹木の苗木を植えること。

喪葬に関する術語

造葬(ぞうそう)
墓を作ること。墳墓やお堂を建てること。

破土(はど)
陰宅の土いじり。墓穴を掘る。土木工事を始める。

開生墳(かいせんふん)・開生攻(かいせにふん)
生墓をつくること。

立碑(りつひ)
記念碑、墳基の基碑を建てること。

修墳(しゅうふん)・修基(しゅうぼ)
墓の修繕。

啓攅(けいさん)
墓を開く。

安葬(あんそう)
埋葬。

入殮(にゅうれん)
納棺。

移柩(いきゅう)
出棺。

成除服(せいじょふく)成服(せいふく)除服(じょふく)
成服とは喪服を着ること。除服とは喪服を脱ぐこと。

傍附葬(ぼうふそう)
墓の傍らにある小さな墳基をつくること。

合寿木(ごうじゅぼく)
棺桶を製造すること。棺桶を作る日。

進寿府(しんじゅふ)
爪などを埋める葬式の日。生前墓と同様でよくない。

掃舎字(そうしゃう)
お墓の大掃除や除霊をする日。

擇日で吉日が凶日になる日を予測できるかもしれない!

ここまで風水の擇日通書を理解するための術語についてまとめました。そもそもなぜ、擇日を読み解くことが大事なのについて、最後に例を元に触れてみたいと思います。

●擇日の例
2024年1月1日(元旦)
石川県能登地方にて最大震度7の地震が発生。

解説:
この日は、「一粒万倍日・天赦日・天恩日」といった吉日が揃っている開運日として
メディアや占いでも開運日として挙げられていました。

理由として、吉日の中でも、天赦日・天恩日が重なる日は貴重なためです。

ではなぜ、吉日と予想されていた日に大災害が起こったか?

擇日の「日家凶神」を照らし合わせてみます。

●擇日で見ると・・
2024年1月1日(元旦)
月建、土忌、月厭大渦、龍禁、大空亡
といった日家凶神が多く重なっています。

特に遠出や旅行には向いてない日です。

吉日の条件も揃ってはいますが、日家凶神の力がより強く働いた可能性も否めません。

このように、開運日とされた日でも、擇日では注意が必要だということを知る事ができます。

あくまで結果論ですが、参考にしてみたいと思った方は擇日通書を参考にしてみるとよいでしょう。

▶︎ 【鍾福堂】通書 2024年版